「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である」読了
Published on: 2024/10/22
テキストサイトnumeriを運営しているpatoさんの文章術の本を読みました。 読んだ感想として、共感できる部分がとても多かったです。自分自身が文章を書いてるときの感情が解説されていて、改めてブログを書いてる意義を見出せそうでした。
学び
本書では文章を書くときには以下の3つの絶望があると主張しています。
- 書けないという絶望
- 届かないという絶望
- 伝わらないという絶望
自分自身、この主張には大変共感しました。自分も2021年に技術書を執筆した経験があり、書けない、届かない、伝わらない絶望を感じました。
もう本当に書けない時は、机の前に座り続けたり、参考になるか他の本を読んでみたり、コーヒーを飲んだり、酒を飲んでみたりと色々試しました。深夜にタイムズカーシェアを使って海ほたるまで行き(酒を飲まないように)、書き上げるまで帰らないといったこともやりました。
自分自身、書くことにだいぶ絶望しているので、この本の内容は痛いほど刺さりました。
また、絶望の先の希望へ行くために、書くことの筋トレ(パターンの引き出しを増やす)、読みやすい文章のテクニック、届ける自分自身を磨く、文章のテーマ自体の面白さなどは参考になりました。
タイトルである「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である」も、先に挙げた3つの絶望の感情を大事にしながら文章と向き合うという点でも肝に銘じておきたい一文だと思います。
特に自分は、自分が書いた文章を推敲する時などは、いつも「絶望」が付きまとうので、本書から学んだ考え方で望みたいと思います。
まとめ
本文も面白く、大切にしたい考え方が多数載ってますが、特にあとがきにある、自分自身は好きではないが、文章を書いてるpatoという人格は好き、というのが印象に残りました。
私も、インターネット上の立ち振舞いはよく分からず、そこに人間性を見いだす感覚が持てなかったのですが、憧れであることには違いないので、日々精進してブログ書いたりしていきたいです。