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「UXデザインの法則」読了

Published on: 2024/10/04

「UXデザインの法則」を読了しました。

所感

定量・定性データが不足している場合でも、認知心理学や行動心理学に基づいてUIを設計する方法が解説されており、非常に参考になりました。

特に、これまで断片的に知っていたメンタルモデルやマジックナンバー7の根拠を理解し、それらをUI/UXにどのように適用するかを学べたことが大変有益でした。

印象に残った所

「UXデザインの法則」の中で、ヤコブの法則やピークエンドの法則、美的ユーザビリティの法則、テスラーの法則、ドハティのしきい値の法則が特に興味深かったです。

特にピークエンドの法則については、数値化しにくいため改善提案が難しい部分もありますが、この法則を根拠にステークホルダーへ説明することで、より効果的なアプローチが取れるのではないかと感じました。

また、各章では、ペルソナやカスタマージャーニー、カードソートといったテクニックが、各法則をUIに適用するための具体的な手法として紹介されており、それも非常に参考になりました。

学び

自分がプロダクトに関わる上で、以下の点を意識して実践したいと考えています。

  • ヤコブの法則に従い、ユーザーのメンタルモデルに反するUIを作らないことを心がける。

  • 新しい体験を創造する際は、ユーザーの利便性を損なわず、認知的不協和を避けることを原則とし、慎重に取り組む。

  • ピークエンドの法則に従い、ユーザー体験のピーク時と終了時を意識してデザインし、その体験をカスタマージャーニーマップで具体的に言語化する。

  • 美的ユーザビリティの法則に基づき、表示崩れや文字サイズなどの視覚的な要素にも細心の注意を払い、見た目に美しいUIを目指す。

  • テスラーの法則を考慮し、複雑性をデザインだけで解決するのは難しいため、システム側で複雑さを取り除くことを優先し、取り除けない場合はその負担がユーザーにかかることを意識する。

  • ドハティのしきい値に従い、400ms以内にフィードバックが得られるようパフォーマンスを調整する。難しい場合は、ローディング表示(スケルトンスクリーンやプログレスバー)を活用する。

これらの法則を意識しながら、ユーザーにとって快適でストレスのないプロダクトを作ることを目指します。